◆オルケストラル
会社から家に戻って、人間に戻った。
モドシタ。お椀から、先の尖った、ご飯粒の反撃。嗚咽。
イ列、いきしちにひみいりい
湖の水が調色板に入り込んで、
赤と白の混ざった色が出来た。
湖岸に、淡いピンクの牡丹の花が咲いた夏
御覧なさい。あちらの土管から、こちらの土管の下を、綺麗な絵の具が、絡み合いながら、流れてくるのを御覧なさい。
先生が模範を示してくれた、股間を露に、多くの芸術家の言う美とは違った、自然美とやらを。
妻のお産の時は、ただただ拝んだんです。モダンな彫刻、男のロマン?助産婦が、目の前を駆け回る。
『とちゃん』『まんま』最近覚えた言葉。『元気なお子さんですね。』周囲からそう言われた。
妻とよく歩いた道の傍を、仕事帰りに通った。
TOYOTAハイエースの窓。Windowずーっと遠くまで、遠のいていく窓窓窓。
新しく何かが生まれることは、しょっぱい事だと想った。
怒った蛙が頬を膨らませ過ぎて破裂した。
劣等感が陰口ばかり作ってやがる。
優越感が劣等な商品ばかり作ってやがる。
誰かが私の分の味噌汁をよそった。
皆揃ったか?準備は整ったか?中隊長が叫んだ
官服(官服)に身を装って、国家公務員を装って、攻略しよう。
都会の丘陵、それは女の乳房に見えないでもない、の塹壕に身を潜め、抑圧者の手先を次々に襲った。
凍った血を武器にしろ。冷たい人間と言われる事もあるだろう。
誰かが叫んだ。
てめえの偏った目で俺を見ろ。
他から強制・征服・支配・拘束・妨害などを受けないで、
一部の自己による自発的、意識的な、行動や選択の決定能力
透き通った自己
他を強制・征服・支配・拘束・妨害しようとする、
私利の追求、自己生存の維持、拡大を図ろうとする、
一部の自己による自発的、意識的な、行動や選択の決定能力
透き通った自己
一定のリズムの外で天に昇った青い星。
『したい、したくない、をしない』
獣医師はそう言うと、顔を覆った。
いつもの、あの症状が起こった。
猿の様な身のこなしで、トタン屋根に上った獣医師
屋根の上の鍵盤に手を置く。
発作的に表れる、抑えにくい内部的な欲求によって、
獣医師を支配させる獣医師。
獣は12時の自由を獲得した。
ある時は理性的に、秩序を乱し
ある時は野蛮に本能的に、秩序を守る。不協和音。支離滅裂。
自覚されない意識の顕在化。君は夢を見るだろう。
理想からかけ離れて、現実からかけ離れて、君に夢を見せてあげる。
現実と夢からかけ離れているのは、君の理想。
瞬間、瞬間に、目的を完遂し、
連続にみえて非連続な非連続にみえて連続な、
人が消滅しようとする時に脳内で起こる、主体と客体の忍び逢い。
収録曲目
1.横恋慕 2.CDの作り方 3.俺は言いましたか 4.HトIJKLMN 5.肉体労働者とその夫タキラス 6.忘れた傘
7.煤木さんは隠す 8.オルケストラル. 9.浦安 10.署名者のレース 11.カザリケ 12.御伽三丁目 13.コンマ以下の表象